🔍️臍ヘルニアについて
臍ヘルニアでお悩みの方へ
当院では、乳児の臍ヘルニアを対象に、圧迫療法をご案内しています。
まずは、一般外来で診断やスケジュールをご相談頂き、治療を進めていく形になります。
Web予約から一般外来の予約取得後、フリーコメントに、「臍ヘルニア相談希望」とお書き下さい。
臍ヘルニアとは

臍ヘルニア(さいヘルニア)は、いわゆる「でべそ」のことです。生まれたばかりの赤ちゃんに多く見られ、へその穴から腸の一部が飛び出している状態です。多くの場合、成長とともに自然に治りますが、適切な治療により早期改善が期待できます。
年齢別の特徴
🍼 新生児期
生後数週間で明らかになることが多く、泣いたりいきんだりすると目立ちます。
👶 乳児期
生後6ヶ月頃まで大きくなることがありますが、その後は徐々に小さくなる傾向があります。
🧸 幼児期
2-3歳までに多くが自然に閉鎖します。4-5歳を過ぎても残る場合は手術を検討します。
🏥 当院での治療方針
🩹 使用製品:ニチバン 臍圧迫療法パック
当院では、ニチバン株式会社の「臍圧迫療法パック」を使用した治療を行っています。
この製品は医療機関専用の臍ヘルニア治療用テープで、適度な圧迫により臍ヘルニアの改善を促進します。
- ニチバン株式会社のYoutubeより引用
📋 治療の特徴
- 皮膚に優しい医療用粘着テープを使用
- 適切な圧迫力で臍部を保護
- 防水性があり、入浴時も安心
- かぶれにくい材質を採用
治療の流れ
1. 初回診察・評価
臍ヘルニアの大きさ、深さ、お子さまの年齢などを総合的に評価し、治療方針を決定します。
2. 圧迫療法の開始
臍圧迫療法パックを適切に貼付し、ご家族に交換方法や注意点をご説明します。
3. 定期的な経過観察
1週間毎に、張替えを行います。ご自宅で張り替えることも可能ですし、その都度、ご来院していただいても大丈夫です。
4. 治療効果の評価
通常3-6ヶ月の治療期間で効果を判定し、改善が見られない場合は専門医への紹介を検討します。
❓ よくあるご質問
通常、臍ヘルニア自体に痛みはありません。ただし、ヘルニアが嵌頓(かんとん)した場合は痛みを伴うことがあるため、注意深い観察が必要です。
使用している臍圧迫療法パックは防水性があるため、通常の入浴では剥がす必要はありません。ただし、テープの端が剥がれてきた場合は交換をお勧めします。
個人差がありますが、通常3-6ヶ月程度の治療期間を要します。定期的な診察で効果を確認しながら治療を継続します。
多くの臍ヘルニアは2-3歳までに自然閉鎖しますが、圧迫療法により早期改善が期待でき、美容的な観点からもメリットがあります。
お子さまが安心して治療を受けられるように
ハリーこどもクリニックが、皆様の臍ヘルニアの治療をサポートいたします