RSウイルスワクチン(アブリスボ)について

RSウイルスワクチン(アブリスボ®)とは

アブリスボ(ABRYSVO)は、妊娠24~36週の妊婦さんに投与することで、お子さんRSウイルス感染症の感染予防や重症化予防に用いられるワクチンです。

RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus:RSV)とは

RSウイルスは、2歳までにほぼ100%の乳幼児が罹患する、ウイルスで夏から初冬にかけて流行する感染症です。発熱や咳嗽、鼻汁など一般的なお風邪の症状に加えて、細気管支炎と言って「ゼーゼー」しやすいという特徴があります。
また、1歳未満では、肺炎になって入院になる例や、特に1ヶ月未満の児では、人工呼吸器管理にまで至る例もあり、私も総合病院に勤めていた時に受け持ちをさせて頂き、苦労した経験があります。
「横浜市のRSウイルス感染症の流行状況(https://www.city.yokohama.lg.jp/より引用」

アブリスボの効果について

臨床試験のデータからは、接種してから、14日以降で出生した児で
50%の発症予防効果80%重症予防効果があるとされています。
お母さんが接種をすることで、赤ちゃんを守ってあげることができるワクチンになっています。

副作用について

接種部位の痛みや発赤などが報告されています。
早産のリスクや、胎児への影響は臨床試験では認められませんでした。

接種方法・費用について

・週数:妊娠24~36週
・摂取量/回数:0.5mlを筋注 1回摂取
・費用:33000円(税込み)
webからご予約ください。
・2024年6月14日より開始予定です。