
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)
将来の子宮頸がんから、大切なお子さんを守るワクチンです
最終更新:2026年9月18日
HPVワクチンについて
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、子宮頸がんの主な原因となるウイルスです。HPVワクチンは、このウイルスへの感染を防ぐワクチンです。
日本では毎年約1.1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人が亡くなっています。
定期接種で使う9価ワクチン(シルガード9)は、子宮頸がんの原因の80〜90%を占める7種類のHPVの感染を防ぎます。小学6年生〜高校1年生相当の女性は、定期接種として無料で受けられます。
定期接種(無料)について
対象の方
横浜市に住民登録のある、小学6年生〜高校1年生相当の女性
12歳になる年度の初日から、16歳になる年度の末日まで
費用
無料横浜市の予診票をお持ちください
使うワクチン
シルガード9(9価)
令和8年4月から、定期接種で使えるのはシルガード9だけになりました
接種回数
2回または3回
1回目を受けた年齢で決まります(下の「接種スケジュール」)
💡 早めのご相談をおすすめします
HPVに感染する前に受けることで、より高い効果が期待できます。15歳の誕生日の前日までに1回目を受けると、2回で済みます。高校1年生相当の年度末を過ぎると、定期接種の対象外(自費)になります。
📋 これまでに受けた方へ
サーバリックス(2価)やガーダシル(4価)で途中まで受けた方も、残りはシルガード9で、定期接種として続けられます。
キャッチアップ接種(平成9年度〜平成20年度生まれの女性)と、その経過措置は、令和8年3月31日で終了しました。
予防できる病気
- 子宮頸がんと、その前がん病変
- 外陰・腟の前がん病変
- 肛門がんと、その前がん病変
- 尖圭コンジローマ
シルガード9で、国内で認められている範囲です(男性は、肛門がんとその前がん病変、尖圭コンジローマ)
接種の日の過ごし方
- 接種後30分ほどは、院内で座って様子を見ます
- 当日の激しい運動は控えましょう
- 入浴はできます
- 気になる体調の変化があれば、当院へご連絡ください
主な副反応
- 接種した部位の痛み・腫れ・赤み(多くは数日で治まります)
- 発熱・頭痛・だるさ
- 接種直後の失神(緊張や痛みによるもの)
- ごくまれに、アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応
接種スケジュール
シルガード9:1回目が15歳の誕生日の前日まで
2回
1回目から6か月あけて2回目(1回目から13か月後までに)
2回目が1回目から5か月未満になったときは、3回目が必要です
シルガード9:1回目が15歳以上
3回
1回目 → 2か月後 → 1回目から6か月後
ガーダシル(自費)
3回
1回目 → 2か月後 → 1回目から6か月後
※ 接種の間隔は標準的なものです。体調やご予定に合わせて、医師にご相談ください。
自費での接種(男性の方・定期接種の対象外の方)
男性のHPVワクチンは任意接種(自費)です。横浜市の費用の助成はありません(2026年9月現在)。高校2年生相当以上の女性も自費になります。
| ワクチン | 1回(税込) | 回数と合計 |
|---|---|---|
| シルガード9(9価) | 30,000円 | 9〜14歳で1回目:2回(60,000円) 15歳以上で1回目:3回(90,000円) |
| ガーダシル(4価) | 16,000円 | 3回(48,000円) |
どちらも9歳以上の方(男性・女性)が対象です。主な副反応は、上の「主な副反応」と同じです。
💡 シルガード9とガーダシルのちがい
防げるHPVの型の数がちがいます(シルガード9は9種類、ガーダシルは4種類)。どちらが合うかは、診察でご相談ください。
よくあるご質問
Q. HPVワクチンは安全ですか?
WHO(世界保健機関)が接種を勧めており、世界の多くの国で公的な予防接種として行われています。日本でも、国が安全性を定期的に確認しています。副反応の多くは、接種した部位の痛みや腫れなど一時的なものです。接種後に気になる症状があるときは、当院へご相談ください。横浜市の相談窓口(医療局健康安全課 045-671-4190)もあります。
Q. 男の子も接種できますか?
はい。9歳以上であれば、シルガード9またはガーダシルを自費で受けられます。国内では、男性の肛門がんとその前がん病変、尖圭コンジローマの予防が認められています。男性の定期接種化は、国で検討が続いています(2026年9月現在)。
Q. キャッチアップ接種はまだ受けられますか?
キャッチアップ接種と、その経過措置は令和8年3月31日で終了しました。いまは自費での接種になります。途中まで受けている方は、残りの回数についてご相談ください。
Q. 途中までサーバリックスやガーダシルで受けました
定期接種の対象年齢の方は、残りをシルガード9で、定期接種として受けられます。これまでの接種歴を確認しますので、母子健康手帳をお持ちください。
Q. 接種した後も、検診は必要ですか?
はい。ワクチンで、すべての子宮頸がんを防げるわけではありません。20歳を過ぎたら、定期的に子宮頸がん検診を受けましょう。
ご予約・ご相談
接種の時期や回数で迷ったら、お気軽にご相談ください。
参考:厚生労働省「9価HPVワクチンについて」/厚生労働省「HPVワクチンに関する情報提供資材」/横浜市「子宮頸がん予防接種について」







